僕自身仕事が嫌いであることは周知の事実であるとは思うが、最近さらにそれを加速させている案件を抱えている。あ、愚痴は言っても「あるある~」「うちの会社ではそういうことないな~」くらいに思ってください。「甘えてんじゃねーよ」と思う方は是非ともその活力を活かして今すぐ机に戻って仕事をして下さい。
時間がない方はこのツイートをだけ見ていってください。
「君の業務の前々任者が、対応は優秀だけど管理が出来てなかった」
— あ る け み ー@mimic杯PV作成中 (@symphonius_ryo) February 18, 2019
「で、前任者が管理は出来ていたが対応が進まなかった」
「で、その業務が今全て君にのしかかっている」
僕「クソかよ(なるほどー)」
今抱えている業務の話の前に、なぜ僕がこの業務をやっているのかを時系列で書こうと思う。
■2018年4月
新しい年度も始まりグループ内でもいくつか目標が決められた。ここでいう目標は簡単に言うと「達成したらボーナスが上がる」くらいの感覚で問題ない。そのうちの一つが後に僕がかかわる案件であったのだが、その目標は「現在100件ほどある問題を、年度末までに何十件(本当は具体的な数字が入る)以下にする」というものだった。
減らす数としてはとてつもなく膨大であり、その問題も個々で要因が異なる。さらに毎週のように新規の問題が発生するため、計画的に減らしていかなければ後々目標達成が不可能なレベルになってしまう。ちなみにこの目標は所属グループとそしてその目標を管理している別の部署との打ち合わせの中で決定したものであるが、当時まだグループにいた前任者が「できます。」ということで決まった。後にチームリーダに当時のことを聞いたら、「絶対にできないと思ったが、あいつができるというので決めた」とのことだった。
この時点で僕に落ち度があるとすれば、別担当の業務をしていたとはいえ所属グループの目標くらい把握すべきだったことだろう。
■2018年10月~12月
5月~9月に関しては別業務で体調を崩したりしていたが、本件とは関係ないので割愛。
このころから例の案件にも関わるようになった。関わるといってもメインでやってたのは前任者だったし、僕も片手間で少し教えてもらう程度であった。なので知識としては素人レベルだったし、特に積極的に関わろうという感じでもなかった。ところが、11月末のことだった。
「えっ?〇〇さん(前任者)異動するんですか??この時期に???」
なんと2週間後に別部署に前任の方が別部署へ異動するという話がでてきた。全く想定していなかった異動、そして業務のサブ担当であった僕、さらに2週間という決して長いとは言えない期間。勘のいい方はお気づきであろう。
十分な引継ぎがされずに業務が僕に丸投げされた。
■2019年1月~現在
年末年始は別業務で出勤していたこともあり、当然引き継がれた業務など放置状態である。そんな中、当初共に目標を決めた別の部署の人間がこんなことを言い出した。
「君たちのグループは進捗が悪いね。今後毎週のように報告するように」
なるほど、流石数字だけを見ている部署は言うことが違う。0か1。白か黒。Dead or Alive。要は目標が達成できるかどうかしか見られないのだ。予め言っておくが問題を減らした数は昨年度よりも1.2倍程度多く減らしている。しかしこの時期厄介なことに、別企業が要因で問題の新規発生件数が昨年の1.5倍程度になっていた。減らす数は多くなっても、それ以上に増える数が多いため傍から見たら、努力をしていないと解釈される。ここにきて目標の件数というものがいかに途方もない数字であるのかと認識した。
こうなっては別部署の人間も歯止めがきかない。僕に別業務があってもお構いなし、あれやれこれやれの口撃。打ち合わせをやるときも、「今日これから打ち合わせできる?」などとこっちの都合を無視した問いかけを何度もしてくる。今日あったやり取りは、
「これから打ち合わせできる?」
「いやー今日はちょっときついっすね」
「明日か明後日は?」
「明日明後日終日外出してます。」
「それって君がいかないといけないもの?」
「(かくかくじかじか)」
「それ他の人に任せて君はこっちやってくんない?」
うん、理由説明したよね。伝え方が悪かったかな?
「…じゃあ午後一ならなんとかできます」
電話がきた。何故か今から打ち合わせをやることになった。
結局その打ち合わせはいつものように叱咤激励で時間を潰し、さらに貴重な昼休みまでも費やした。流石数字だけを見ている部署は言うことが違う(2回目)。
しまいには「君が明日明後日いなくなったら誰がこの業務やるの?」と言われ、上司と相談することになった。何か違和感に気づいた方もいるだろうが、この指示をしているのは別部署の人間である。業務に関わる指示であるにも関わらず。本来は、
別部署の人間⇒その上司⇒所属グループの上司⇒僕
となるべきところが、様々な過程をすっとばし、
別部署の人間⇒僕
となっているのである。一体僕の上司は誰なんだ。
流石に同僚も「担当者に直接言う話じゃないだろ…」と引いてた。
定時前に「上からあなたの上司に話しておいたから、〇〇くん相談しておいてね」とSkypeがきた。結局話をするのは僕のようだ。そしてふと目を離した隙にそいつのSkypeのステータスはオフラインになっていた。律儀にもノー残業デーを遵守しているようである。僕も見習いたい。ノー残デー遵守率も部署ごとに数字でるからね。流石数字だけを見ている部署はやることが違う。
その定時を大幅に過ぎながらも、上司と相談した結果明日の予定をキャンセルし、こちらの業務を優先することとなった。
誤解のないように伝えておきたいが、所属グループの上司含め、メンバーはものすごくフォローしてくれるし、いいアイデアも出してくれる。上司の言葉で「要は見せ方の問題。統計の数字上は悪いように見えるが、こういう工夫をすればユーザに影響はないから大丈夫、みたいな説明ができればいいよね」などとアドバイスをくれた。なるほど、別部署の人間の毒牙にかかり見失っていたが、一番の目的は数字を減らすことではなく、ユーザに影響を出さないことである。
やはり僕は仕事というものが嫌いだし、他人がたてた目標に、十分な引継ぎもされないまま取り組んでいるのはどうかしていると思う。ただ、僕自身も「物が、金が、人が、時間が」と言っているうちは永遠に成長しないんだろうなって思った。だから、どんなにめんどくさいことであっても目の前の案件からは逃げることができない。
こうして社畜が量産されるのかな。