2022年ブログ初投稿です。アウトプットを重要視する年とかいいつつ、半年たってもアウトプットが出てこないサボり魔とは僕のことです。
本日は今年に読んだ本の要約シリーズということで『エッセンシャル思考』という本の要約です。簡単に言ってしまえば、人生の無駄を省こう!的なお話です。全20章それぞれでまとめてみました。
PART1 エッセンシャル思考とはなにか
より多くの仕事をこなすものではなく、仕事のやり方を変えるもの。そのためにはものの見方を大きく変える必要がある。
エッセンシャル思考になるためには「やらなくては」「どれも大事」「全部できる」といった思い込みを克服しなくてはならない。
「やらなくては」→「やると決める」
「どれも大事」→「大事なものはめったにない」
「全部できる」→「何でもできるが、全部はやらない」
この3つの真実が本当に大事なことを見極め、仕事や人生において最高のパフォーマンスを発揮する事ができる。
第1章 エッセンシャル思考と非エッセンシャル思考
- エッセンシャル思考は「より少なく、しかしより良く」を追求する生き方。「今、自分は正しいことに力を注いでいるか?」と絶えず問い続けるのがエッセンシャル思考の生き方。エッセンシャル思考は、より多くのことをやり遂げる技術ではない。正しいことをやりとげる技術だ。自分の時間とエネルギーをもっとも効率的に配分し、重要な仕事で成果を上げるのがエッセンシャル思考の狙い。
→エッセンシャル思考は自分の力を最大限の成果につなげるためのシステマティックな方法。
考え方:「みんな・すべて」→「より少なく、しかしより良く」
行動 :「やることをでたらめに増やす」→「やることを計画的に減らす」
結果 :「無力感」→「充実感」
- 自分で優先順位を決めなければ、他人の言いなりになってしまう。
- 優秀な人ほど成功のパラドックスに陥り、方向性を失ってしまう
- 今の世の中は、選択肢が多すぎる
- 今の世の中は、他人の意見がうるさすぎる
- 今の世の中は、欲張りの時代
- 方向性を見失わずに、必要なものと不要なものを区別するには、「評価(見極め)」し、「捨て」、「実行(仕組み化)」することが大事
第2章 選択
- 選ぶ能力は誰にも奪えない。ただ、本人が手放してしまうだけだ。
「やらなくては」→「これをやろう」
「選ぶ余地がない」→「自分で選び取る」
第3章 ノイズ
- エッセンシャル思考の人はたっぷりと時間を掛けて選択肢を検討する
「大多数の物事が重要だと考える」→「大多数の物事が不要だと考える」
「どの選択肢も平等に扱う」→「決定的に重要なことだけをとる」
第4章 トレードオフ
「両方できるさ」→「何を取り、何を捨てるか」
「どうすれば全部できる?」→「何に全力を注ぐ?」
PART2 見極める技術
- 忙しく動き回ることを有能さの証だと思っている人は、考えたり眠ったりする時間をなるべく減らそうとする。
- しかし、立ち止まっている時間こそが生産性を高めるための特攻薬
第5章 孤独
- 集中するためには、集中せざる得ない状況に自分を置くしかない
- 毎日5分でも、忙しい日常から離れ、自分だけでいられる時間を確保しよう
「忙しくて何も考える余裕がない」→「考えるための余裕をつくりだす」
第6章 洞察
- 現代の職場はカオス→本質を掴み取らなくてはならない
- 日記をつける
- 現場を見る
- 普通を知り、逸脱を探す
- 問題を明確にする
「声の大きい意見に反応する」→「ノイズのなかのシグナルを探す」
「話のすべてを聞こうとする」→「語られないことに耳を傾ける」
「情報の渦に飲み込まれる」→「情報の本質を掴み取る」
第7章 遊び
- 遊びはエッセンシャル思考に不可欠である
- 選択肢を広げてくれる
- ストレスを軽減してくれる
- 脳の高度な機能を活性化する
- 遊びは本質を探求するのに役立つだけではなく、それ自体がどこまでも本質的である
「遊びを軽視する」→「遊びを重視する」
「遊びは時間の無駄だと思う」→「遊びが不可欠だと知っている」
第8章 睡眠
- 現代人の最優先課題は、優先順位づけの能力をキープすること
- 睡眠不足だと優先順位の見極める能力が落ちてしまう
- まとまった睡眠が取れないのであれば、昼寝も有効
「もう1時間睡眠時間を削れあb、もう1時間仕事ができる」→「もう1時間眠れば、数時間分の生産性が手に入る」
「眠るのは根性なしだ」→「優秀な人はよく眠る」
「眠ると怠け者になる」→「眠ると創造的になる」
「睡眠のせいで仕事量が減る」→「睡眠は仕事の効率を高めてくれる」
第9章 選抜
- 絶対にイエスだと言い切れないなら、それはすなわちノーである
「「みんながやっているから」やる」→「「まさに自分の求めていることだから」やる」
PART3 捨てる技術
- 仕事や人生の決定打となるブレイクスルーは、不要なものを切り捨てることから始まる
第10章 目標
- 目的が明確でないとき、人はどうでもいいことに時間とエネルギーを浪費する
- 社内政治が蔓延する
- 何でも屋になる
- 具体的で魅力的な本質目標を決める
- 言葉にとらわれない(形より中身が大切)
- 達成をどのように判断するか
「価値観やビジョン、ミッションステートメント」→「具体的かつ魅力的な戦略」
「具体的だが、人の心を動かさない四半期目標」→「意味があり、心に残る本質目標」
「価値観はあるが、それを実行するための行動規範がない」→「一つの決断によって、その後のあらゆる決断を不要にする」
第11章 拒否
- 絶対にやるべきこと以外の全てに対して上手に「ノー」ということが大切
「周囲の期待とプレッシャーに負けてイエスという」→「きっぱりと上手にノーという」
「何でも引き受ける」→「本当に重要なことしか引き受けない」
第12章 キャンセル
「こんなに金をかけたのに、今更やめられない!」→「もしもまだ1円も払っていないとしたら、今からこの企画に投資するだろうか?」
「やり続ければ、いつか報われるはずだ」→「今これをやめたら、何に時間とお金を使えるだろう?」
「失敗を認めたくない」→「すすんで損切りをする」
第13章 編集
- 編集の4原則
- 削除する
- 凝縮する
- 修正する
- 抑制する
「良くすることは、何かを付け加えること」→「良くすることは、何かを削ること」
「あらゆる細部に愛着がありすぎる」→「不要な細部は冷徹に切り捨てる」
第14章 線引き
- 境界線を引くことで自分の時間を守り、他人からの干渉を防ぐ
「境界線は自分の力を制限するものだ」→「境界線を引くことで本当の力が発揮できる」
「境界線はきゅうくつだ」→「境界線は自由を生む」
「毎回ノーを言うのに苦労する」→「ノーと言わなくてもいいように予めルールを設定する」
PART4 しくみ化の技術
- 人は楽をしようとする生き物であるため、何の苦労もせずにスムーズに正しい行動ができるようにしておくことが必要
第15章 バッファ
- 世の中に確実なことはないため、何が起こってもあわてないように予め備えておいたほうが良い
「最善のケースを想定する」→「最悪の事態を想定する」
「土壇場にならないと頑張らない」→「準備と計画に全力を注ぐ」
第16章 削減
- 仕事を減らすことでより多くを生み出す
- 目指すことを明確にする
- ボトルネックを特定する
- 邪魔なものを取り除く
「応急処置を積み重ねる」→「本当の障害を取り除く」
「仕事が増える」→「成果が増える」
第17章 前進
- 重要なことをやりとげるために、最低限意味のある進歩はなにか?と考える
- 「遅く大きく」ではなく、「早く小さく」を心がける
- 小さな達成を繰り返すことが見えるように形にする
「多くを望み、得るものは少ない」→「小さく始めて、大きな成果を得る」
「派手な勝利を追い求める」→「地味でも着実に勝ちに行く」
第18章 習慣
- 正しい習慣がクリエイティビティを生む
- 行動を引き起こすトリガーを知る
- 難しいことから手を付ける
- 習慣づくりはひとつずつ
「火事場の馬鹿力に期待する」→「正しい習慣を通じて自然に達成する」
「重要なことをやるのは例外的」→「重要なことをやるのが普通の状態」
第19章 集中
- 過去や未来にとらわれず、今この瞬間に没頭する
- マルチタスクではなくマルチフォーカスが真の敵。人間は一度にひとつのことしか集中できない
- 「今、何が重要か」を考える
- 未来を頭の中に抱えない
- 優先順位をつける
「過去と未来に引き裂かれている」→「現在に集中している」
「機能や明日の問題について考える」→「目の前の問題を考える」
「未来への不安や過去の失敗を思い悩む」→「今を楽しむ」
第20章 未来
- 考え方が心の底まで染み込んだとき、それは自分を内側から変える力となる
- 人生の分岐点に立った時、「本当に重要なことはなにか?」と自分に問う
ここからは感想。本は読んだだけでは意味がない、というのはよく言われていることです。なので今回はこうやって要約をしてみました。もっと言えば、実践していくことが大切だと思います。出来ていること、出来ていないことありますが、一つでも実践出来るようになれば良いなと思いました。
また別の機会に読んでる本コーナーを投稿したいですね。