先月ポケカの強化拡張パック「スカイレジェンド」が発売されたが、珍しく今回はお布施の5パックを買うに留まっている。というのも今回のパッケージにもなってる三鳥TAGはHP300を持ちつつも、ピカゼクのフルドライブで倒されることや全体的にこれは面白そうと思えるカードがないと思っていたからである。
とはいえ環境が目まぐるしく変化する中で、ある程度カードの効果は知っておく必要はあり、暇な時には現環境のカードには目を通すようにしてる。そんな中今日はスカイレジェンドから使えそうなものを見つけた。
それがこちら、ジバコイルである。ジバコイルは既に「マグネサーキット」という特性を持ったカードが雷と鋼で既出であるが、今回新規追加されている。これを使えそうだと思った理由は僕がメインで使っているピカゼクの弱点をカバー出来るのではないかと考えたからである。
ピカゼクは出た当初環境を独占していたが、最近はレシリザ・サナニンフ・ガブギラの台頭により数を減らしている。その理由としてはピカゼク側が1発で倒さず、逆に一撃で倒されるor回復しつつ2発で倒してくるからである。
二つ目の弱点としてはフーパの存在で、GXポケモンが主体であるピカゼクデッキのとっては天敵であり、基本的には突破はほぼ不可能。一応サンダーを入れてはいるが、エレキパワー1枚では足りないため、フーパ1体ならともかく、複数枚積まれるとどうしようもないのだ。
さて上記弱点のうち、サナニンフとフーパ の突破を可能とするのがこのジバコイルである。
◾️サナニンフの突破
そもそもサナニンフの強みというのは、大抵のワザは1撃は耐えるというところにあり、それをアセロラorまんたんのくすりでループするという戦い方である。最近のサナニンフだとふしぎなことづけムウマージ×2とサナニンフ×2でサイドを取られるプランニングをする。要はサナニンフを2回倒す必要がある。さらにいうと、アセロラで回収されないようにサナニンフを1撃で、それも2体倒さなければ勝機はないのである。ピカゼクですら倒せないのにどうすれば良いのか。そう、サナニンフの弱点をつくのである！
さて、このジバコイルはダブルタイプという特性で雷タイプにも鋼タイプにもなる。つまり鋼が弱点であるフェアリーに対して弱点をつくことができ、なおかつエレキパワーも使用可能なので、素点の120ダメージに対してエレキパワーを1枚使用するのみで(120+30)×2=300ダメージが出せ、さらにこだわりメットを持たれても突破が可能である。逆にサナニンフ側からはカレイドストームの150ダメージでジバコイルは倒せない。なんとも絶妙なHPである。
◾️フーパ の突破
ジバコイルのワザは120ダメージ出るのでHP120のフーパはエレキパワー無しで突破できる。残念ながらフーパのワザを2回受けると倒されるが、それでも突破困難な状況を打破してくれる非GXであることには変わりない。
特性に目を奪われがちではあるが、ワザの効果もかなり優秀で、トラッシュからトレーナーズを回収できる。使ったエレキパワーを回収してもよし、グズマも回収しても良し。とにかく立ててしまえばなんらかの仕事はする。
現状なデメリットとしては、1-1ラインを積むにもふしぎなあめ込みで3枚のデッキ入れ替えが必要である。この3枚ないしは2-2ラインを想定して6枚の入れ替えをどう捻出するかを考えたい。
