あるけみーの小屋

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ポケモンカードの環境

先日友人とポケカをしていたら、「ポケカって本当に環境のバランス取れているよね」という話になったのだが、正直他のTCGをやらない自分にとっては「ふ~んそうなのか~」くらいの感想であった。

 

とはいえ3か月しかやっていないポケカの中でもそれを裏付けるような事実は確かにあって、例えば先日大規模大会「チャンピオンズリーグ2019 千葉」では環境Topであるピカチュウゼクロムデッキがベスト64に18もの使用者がいたにも関わらず、ベスト8にはそのデッキは皆無であった。

さらに優勝準優勝のデッキは発売当初はそれほど大きな注目がなかった、ルカリオ&メルメタルとフェローチェマッシブーンデッキである。

 

今月発売されたレシリザことレシラム&リザードンも、圧倒的なカードパワーを持ちつつもそれをメタるカードで優勝している人もいる。一度発売されたカードが環境の変化に伴って再評価されるというのが非常に面白い。最近再販されている超爆インパクトのカードは当初あまり評価されていなかったなどと書いてある記事もあるが、現環境ではズガドーンアーゴヨンやカエループ戦法でおなじみのそうじゅくハーブメガニウムなど環境Topとまではいかなくとも、十分にポテンシャルを秘めているカードが存在する。

 

一体カード製作会社はどこまで環境を読んで月に1回というハイペースで新弾を出し続けるのだろうか。インクで床を塗るゲームの会社も見習ってほしい。

 

環境が整っている要因として考えたのは弱点・抵抗力というシステムが一つあるのかなと思った。弱点は自分のポケモンが相手のポケモンに弱点をつける場合、ワザのダメージが2倍になるというものだ。例えば先に挙げたピカチュウゼクロム(HP240)は雷タイプで、闘タイプが弱点である。つまり、闘タイプのポケモンが120のダメージを出せば倒せるということになる。さらにこの弱点の計算は最後に行われるため、たとえ最大90ダメージしか出せない闘タイプであってもこだわりハチマキのアイテムやその他サポートをつけて120ダメージ以上を出せばやはり弱点で倒せてしまう。

この弱点というシステムを最大限活用したカードをデッキに1枚~2枚差し込むだけでそれがメタになり得るのだ。(ウルネクのピカゼク対策にマーシャドーGXを入れるなどが最たる例)

 

そして抵抗力は攻撃を受けるポケモンが相手のポケモンに対する抵抗力を持つ場合、そのダメージは-20(昔は-30だったような違うような)されるものである。ピカゼクの抵抗力は鋼タイプであるため、120ダメージのワザが100ダメージになる。この抵抗力が半減ではなく-20されるということがこのゲームのミソではないかな、と思った。

 

ポケモンのゲームをしている自分からすれば炎は草に弱点で2倍ダメージ与えることができて、逆に草側から炎ポケモンに対しては半減されるのが常識である。

しかし、カードゲームにおいては半減などはありえない。それどころか、ダメージがそのまま通るなんてこともざらにある。ピカゼクの例で言えば、闘タイプから弱点は受けるが雷の抵抗力を持った闘タイプは存在しない。そもそも雷に抵抗力を持ったカードが存在していない。(自分調べ)

 

さてこのゲームはターン制で、明確に相手のターン自分のターンがある。他TCGでは相手のターンに対して妨害するカードがあるようだが、少なくともポケカにおいてはそのようなものは存在しない。攻撃すればそれは通るし、攻撃されればそれは受けなければならない。

 

弱点を突かれると確かにきついが、返しで倒すことも十分可能である。レシリザでカメックスデッキに勝つなんてことも十分にある(流石にカードパワー差か…?)

だからこそ雷優遇だ炎優遇だと言われつつも、色んなデッキが存在する環境は本当にすごいと思う。

 

 

そんな中ウルトラネクロズマは登場1年たっても環境Topレベルに居続けるのであった。